『ソニー「PS4」を救えるか? 年末商戦で新作ソフトを大量投入』
〜中略
しかし昨年11月に発売した家庭用ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」の
国内での苦戦ぶりを見ると、幹部交代により販売のテコ入れを図る狙いがあったと見てとれる。
13年11月の発売から世界で1000万台(8月10日時点)を売り上げたPS4だが、
「ファミ通」調べによると国内では66万台(8月24日時点)と大苦戦を強いられている。
盛田氏の最重要課題は、PS4を筆頭とする国内プレイステーションビジネスの活性化に
ほかならない。「まだ立ち上げ期の半ばであり、PS4にとって今年が初めてとなる
年末商戦で私たちが市場を牽引する」(盛田氏)と意気込む。
こうした中、SCEは今回、年末から来年にかけてリリースされる
新作ゲームソフト34作を発表。
ゲーム機ビジネスはソフトがハードの普及を後押しする好循環を生み出せるかが成功の
カギを握るが、新作ゲームで目立ったのはFPSと呼ばれるジャンルのシューティングゲームだ。
欧米を中心とする世界のゲーム市場では映画さながらのリアルな映像世界の中で、
主人公になりきって次々と敵を倒していくゲームが大人気となっている。
メガヒットタイトルも多数生まれているが、「いわゆる人殺しゲームは日本では
人気がない」(ゲームソフト幹部)。
日本では目玉タイトルとして「みんなのゴルフ」をはじめ、スクウェア・エニックスが
予定する人気シリーズの「ドラゴンクエスト」の新作ゲームが発表された。
こうした日本独自の人気タイトルをどこまでそろえられるかが、PS4の
国内ビジネスの成否を左右することになるだろう。
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