ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は9日、据え置き型ゲーム機
「プレイステーション(PS)4」を来年2月22日に日本国内で発売すると発表した。
希望小売価格は3万9980円(税抜き)。PS4は北米で11月15日、欧州で同29日に
発売予定だが、日本での発売はゲームソフト開発の遅れなどで約3カ月遅くなり、
年末商戦には間に合わなくなった。スマートフォン(多機能携帯電話)などで気軽にゲームを
楽しむ人が増え、据え置き型ゲーム機の退潮が指摘されるなか、ゲーム機市場でのソニーの
真価が問われそうだ。
毎日新聞などのインタビューに応じたSCEのアンドリュー・ハウス社長は
「日本のユーザーをがっかりさせて申し訳ない。優先したのはPS4ならではのコンテンツと
体験が提供できる時期だ」と発売遅れの理由を説明。「PS4はユーザーとユーザーをつないだ
ゲーム体験ができる。(インターネットと)融合し、据え置き型でもプレースタイルが
変わって更に面白い体験が提供できる」と魅力を強調した。
国内での予約受け付けは10月5日から。既に予約受け付けを始めている欧米では、
8月までにPS3発売時を上回る100万台超の受注があったと言い、ハウス社長は
「思った以上に需要が高い。ちゃんと要求に対応できる(供給)計画のほうがいい」と述べた。
前回のPS3発売から7年ぶりの新型機投入となることや、価格をPS3よりも
大幅に抑えたことなどが、予約の出足好調の理由という。
ただ、数万円する据え置き型ゲーム機を買わなくてもスマホなどで楽しめるソーシャルゲームの
勢いは増している。ハウス社長は、自分が遊んだゲームの映像を交流サイト「フェイスブック」に
投稿できるなどPS4ではネットとの融合を高めると話したが、ソーシャルゲームの勢いを
止められるかは未知数だ。【横山三加子】
http://mainichi.jp/select/news/20130910k0000m0200...
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